FC2ブログ

    ゆっくり。ゆっくり。

    2歳で虹の橋へ旅立った最愛のアプリンと不思議な縁でやって来たプリリン、元保護犬トイプーのセレナの徒然日記。保護犬も下宿中。

    トラウマを乗り越えて

    ▶ By pawmom, , コメント: 38 , トラックバック: 0
    今日は重くて、かなり長い話になります。
    今から10年以上前に死んだ、実家で飼っていた犬と、もう1匹の犬の話です。
    私が犬を飼えないトラウマを作った出来事です。

    20120828_2.jpg 
    名前は「じぇいじぇい(通称:Jちゃん)」。15kgくらいの中型犬の女の子でした。
    妹が拾ってきた子です。
    性格がとても穏やかで優しく、祖父母にも大変可愛がられていました。

    私は、「猫大好き、猫がすべて」だったので、一緒に遊んだりしていませんでした。
    なので、この子にまったく相手にされず、呼んでも私を見るのも面倒くさそうでした(-∀-`;)

    ところが、この子が8歳くらいの時、野良猫を駆除するためにまかれた毒団子を食べてしまったんです。
    この時、死にかけたJちゃんを私が看病したことで、いきなり絆が生まれました。
    それ以来、ものすごく私を慕うようになり、私も心から犬をかわいいと思うようになりました。
    私が庭に出るとピッタリと体を寄せ、顔を見るとニッコリするんです。
    話しかけるとシッポを千切れんばかりに振って喜んでくれました。

    そのJちゃんが死んだのは10歳の時。
    隣の家の大型犬に噛み殺されました。


    家に誰もいなかった昼間、鎖が切れた隣の犬が、庭に入ってきたのです。
    Jちゃんの叫び声を聞いた祖母が外に出ると、首元に隣の家の犬が噛みついていたそうです。
    (祖父母は同じ敷地内の別の家に住んでいます。)
    祖母に大型犬を引き離すことなどできず、気づいた近所の人が来てくれたそうです。

    ものすごいショックでした。
    隣の家の犬は、茶色の雑種で大型犬の男の子、名前を「ラッキー」といいました。
    Jちゃんを飼う我が家を見て、隣の家の子供が「僕もほしい」と拾ってきたのがラッキーでした。
    小さい頃のラッキーは、とても可愛がられていました。
    しかし、予想以上にラッキーは大きくなってしまったんです。
    そうなると、子供の興味もなくなり、ラッキーはただの番犬になりました。

    その後、二世帯住居だった隣の家から、子供と両親が県外へ引っ越すことに。
    おじいさん、おばあさん二人暮らしの家に、大型犬のラッキーを置いていったのです。
    散歩もできない年寄りは、ラッキーを隣の空き地で、うんPとチッチをさせるだけ。
    1mくらいの短い鎖に繋がれ、残飯を食べ、可愛がられることもない。
    そんなラッキーは、目の前で自分の飼い主がJちゃんを可愛がることを、どう思っていたでしょう。
    元気に散歩へ行く姿を、どんな思いで見ていたのでしょう。

    20120828_1.jpg 
    (雷の日に玄関で過ごすJちゃん)

    私の母は、Jちゃんの死後、1年くらい泣いて暮らしました。
    どんな理由があったにせよ、ラッキーを絶対に許せなかったようです。
    祖父母も、「あんないい犬はいない」と泣いて悲しみ、隣人との関係に亀裂が入りました。

    祖母は、「あれ(ラッキー)もかわいそうな犬だから」と同情していました。
    普段のラッキーの様子や、老夫婦がラッキーを邪魔に思っていることを聞きました。
    ラッキー・・・Jちゃんを殺したのは許せないけど、そうさせたのは人間だった。

    思い切って、ラッキーのところへ行ってみました。
    汚い小屋に繋がれ、私を見ると歯をむき出して唸っていました。
    私は、それまで隣の犬なんて気にもしてなかったんです。
    裏の道を通る時くらいしか、ラッキーを見ることはありませんでした。
    急にかわいそうになったんです。
    子犬の頃、可愛がられてたのを見たこともあるんです。
    無邪気に遊び、子供たちのあとを追いかけ、抱っこされ・・・。

    その日から、ソーセージを持ってラッキーに会いに行きました。
    恐ろしいほど吠え、唸り、飛びかかりそうな勢い・・・。
    少し離れたところから、ソーセージをちぎってポンポンと投げました。
    唸りながら、こちらをチラチラ見ながらも、すごい勢いで食べました。
    「毎日ご飯に味噌汁かけただけの残飯ばっかり食べてるって話だもんね・・・美味しいよね・・・。」

    そうやって何日か通った頃、ラッキーが私の姿を見ると、シッポを振ってくれるようになったんです。
    さらに通ってみると、ついに頭を撫でさせてくれました。
    最後は、ソーセージのにおいのついた指をペロペロ舐め、笑顔を見せるようになりました。

    「ラッキー、あんた、可愛がられたかったんだよね・・・」
    そう言いながら、Jちゃんのことを思い出して涙が出てきたりしました。

    その後、私は仕事で県外に行くことに。
    「ラッキー、そんなに遠くないから、お休みに帰ってくるからね」と、ソーセージをあげたのが最後でした。
    私が仕事でいない間に、ラッキーがいなくなっていました。
    ラッキーは、保健所に連れていかれて処分されていたのです。

    複雑な気持ちになりました・・・怒りと悲しみと、隣人への失望感。
    変な言い方ですが、「犬を2匹亡くした」ような気分になったんです。
    Jちゃんのことでもボロボロに傷ついたのに、心を開いてくれたラッキーが死んだ・・・しかも処分。

    もう二度と動物は飼わない・・・そう決めた10年後、新たな家族を迎えました。
    20120828_3.jpg 
    やっとあたち登場~ヾ(ФωФ)ノ♪

    10年経ってトラウマを乗り越え、やっとワンコを家へ迎えられた私。
    でも10年以上経っても、その隣の子供一家(ラッキーの本当の飼い主)とは挨拶すらしません。
    向こうも帰省で帰ってくるくらいなので、滅多に会うことはありませんが、絶対にしません。
    オトナゲないですよね~(´・ω・)

    でも、絶対にこれからも挨拶すらするつもりはありません!
    だって、ラッキーを迎えに来るどころか、ミニチュアダックス買ってたし!!!!
    「犬を飼えないから置いていくけど、そのうち迎えに来る」と言っていたそうですが。
    さっさとミニチュアダックスを買った上に、ラッキーの処分に同意したらしいし!!!!

    アプさん、幸せかい?
    もうあんな不幸なことがないように、アプを守れるように頑張りたいと思います。

    ここまで書くのに、めっちゃ泣いちゃった・・・Jちゃんもラッキーも虹の橋で待っててね!
    ラッキーは私の犬じゃないんですけどね・・・待っててくれるような気がする・・・

    スポンサーサイト